

入社してすぐに「もう辞めたい」と感じると、頭が真っ白になります。
でも、ここで一番やってはいけないのは勢いだけで辞めることです。
辞めること自体が悪いのではなく、準備なしで辞めると説明が崩れて、次の転職が一気に苦しくなります。
逆に、判断基準と伝え方を整えれば、入社直後でも不利を最小化できます。
採用側が警戒するのは、経験不足ではなく「またすぐ辞めるのでは?」です。
つまり勝ち筋はシンプルで、
「辞めた理由」より“次は続ける設計”を語れるかで決まります。
| 状況 | 判断 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 心身が限界(眠れない・体調が崩れる) | 辞める方向で整理 | 休息→条件の見直し→次を“続く形”で選ぶ |
| 話が違う(業務/配属/条件が大きく違う) | 辞める方向で整理 | 事実を短くまとめ、次は確認項目を固定 |
| 教育が薄い・放置 | 2〜4週間だけ改善を試す | 相談・期待値合わせ→改善しないなら撤退 |
| 単に慣れてない(不安・緊張・疲れ) | 短期で様子見が有利 | 仕事の型(報連相/手順化)を作って乗り切る |
ポイント
入社直後は「慣れてないだけ」と「構造的に無理」が混ざります。
だから、気持ちではなく条件で判断します。
入社直後の退職で一番痛いのは、面接で「なぜ確認しなかったの?」と見られることです。
その質問に耐えるために、辞める前にこの3つだけはやっておくのが得です。
この3つがあるだけで、退職の説明は「勢い」から「判断」に変わります。
入社してすぐ辞めたい(または辞めた)話は、説明が長いほど負けます。
短く、型で固定します。
60〜90秒テンプレ
①事実(入社後すぐ、想定と違いがあった)
②理由(相手批判ではなく“条件の不一致”にする)
③取った行動(相談・調整を試した)
④結論(続けるほど双方に良くないと判断)
⑤再発防止(次は条件で選ぶ)
⑥志望につなぐ(ITで積み上げたい軸)
例文
入社後に担当業務が想定と大きく異なり、積み上げたい方向性とズレがありました。
一度は相談して調整を試みましたが、短期での解決が難しいと判断し、早い段階で方向転換することにしました。
再発防止として、次は(業務内容/育成/配属の確度)を確認した上で、未経験でも積み上げられる環境を選びます。
例文
未経験として入社しましたが、初期の学習計画や業務の進め方が明確でなく、成果を出すまでの導線が弱い状態でした。
相談して改善を試みたものの、現状では成長の見通しが立ちにくいと判断しました。
次は、未経験の受け入れ実績やオンボーディングがある環境を条件に選び、長期で成長したいです。
例文
入社後に働き方の負荷が想定より大きく、体調面に影響が出ました。
無理を続けるより、継続できる働き方の条件を明確にして立て直す方が長期的に良いと判断しました。
現在は生活リズムも整い、学習も継続できています。次は継続できる条件でITに挑戦し、積み上げていきたいです。
コツ
「会社が悪い」ではなく条件の不一致に落とし、相談→判断→再発防止の順で話すと崩れません。
再発防止が具体だと、採用側の不安が消えます。次の観点で「条件」を固定してください。
| 条件 | 固定する基準(例) |
|---|---|
| 育成 | 未経験の受け入れ実績/最初の業務/オンボーディング有無 |
| 配属 | 入口職種の明確さ/配属ガチャを避けられるか |
| 働き方 | 残業の波/夜間対応/通勤負荷/生活リズムの維持 |
| 業務の進め方 | 相談のしやすさ/レビュー文化/タスクの見える化 |
この条件が言えるだけで、入社直後の退職は「衝動」ではなく「判断」に変わります。
入社直後の退職は、説明と準備が整うと十分巻き返せます。
むしろ大事なのは「次で続ける」こと。そこに集中した方が早いです。
入社してすぐ辞めたい人ほど、次は「勢い」ではなく「条件」で選ぶべきです。
未経験の入口は幅が広いので、育成と配属が整っている支援を比較して、応募の精度を上げると、短期離職のダメージを最小化できます。