ポートフォリオ最低ライン|見られる点だけ作る(未経験IT転職)

ポートフォリオ最低ライン|見られる点だけ作る(未経験IT転職)

未経験IT転職のポートフォリオは“豪華さ”より“採用側が見たい点”を満たすことが重要。最低限必要な構成、作品数、READMEの書き方、作る順番、よくある失敗をチェックリストで整理。最短で「面接で語れる状態」まで仕上げます。

ポートフォリオ最低ライン|見られる点だけ作る

未経験IT転職のポートフォリオは、気合いで大作を作るほど失敗しやすいです。

採用側が見たいのは「スゴい作品」より、この人は現場で伸びるかの根拠。

つまり、ポートフォリオの役割は「会話の起点」です。面接で説明できて、学習の再現性が伝われば十分。

ここでは、未経験でも最短で作れる最低ラインを、チェックリストとテンプレでまとめます。

結論:未経験のポートフォリオは「1〜2作品+説明力」で勝てる

作品を5個作るより、1作品を“説明できる状態”にする方が強いです。

最低ラインのゴール

  • 作品数:1〜2個(増やすより整える)
  • 公開:URLで動く(採用側が触れる)
  • 説明:READMEと口頭で、目的・工夫・改善点を言える
  • 証拠:GitHubで更新履歴が見える(継続の根拠)

この状態なら、未経験でも「会って確認したい」に寄せられます。

採用側が見ているのは「技術」より“仕事としての基本”

未経験だと、評価ポイントは意外とシンプルです。

よく見られるポイント

  • 動く:エラーが出ない/操作が迷子にならない
  • 目的がある:何の課題を解決するものかが説明できる
  • 読みやすい:命名・構造が最低限整っている
  • 改善できる:作って終わりではなく、直した痕跡がある
  • 説明できる:「なぜそう作ったか」を言語化できる

逆に、技術スタックを盛っても、説明が崩れると一気に弱く見えます。

最低ラインの構成:この“3点セット”があればOK

未経験のポートフォリオは、これだけ揃えば成立します。

要素 最低ライン なぜ必要?
作品(アプリ/制作物) 1〜2個(小さくて良い) 学習の成果を“触れる形”にする
公開URL ブラウザで動く/見られる 採用側が確認できる(時短)
README(説明書) 目的・機能・工夫・使い方 説明力=現場適性の根拠になる

これに加えて強いのは「改善の履歴(コミット)」「簡単なテスト/Lint」「画面キャプチャ」ですが、まずは3点セット優先です。

作品テーマの選び方:採用に効きやすいのは“現場っぽい小課題”

テーマで迷う人が多いので、未経験でも作りやすく、説明しやすい型を置きます。

おすすめテーマ例(作りやすい順)

  • 検索+一覧+詳細:APIで検索して一覧表示→詳細を見る
  • メモ/ToDo:追加・完了・削除・フィルタ(小さくても工夫しやすい)
  • 簡易予約/在庫:日付や状態で管理(業務っぽく説明できる)
  • 学習ログ:入力→一覧→振り返り(継続の強みと相性が良い)

大事なのは「流行の技術」より、自分が語れる題材です。

作る順番(最短):MVP→公開→説明→改善 の4ステップ

完璧を目指すと止まります。未経験は順番で勝ちます。

  1. MVPを決める:最低限の機能だけ(例:検索→一覧→詳細)
  2. まず動かす:見た目は後回しでOK
  3. 公開する:URLで触れる状態にする
  4. READMEを書く:目的・使い方・工夫を文章化
  5. 改善を1〜2個入れる:例:エラー表示、入力バリデーション、UIの迷子防止

この流れなら、途中で詰まりにくく、面接で語れる材料も自然に増えます。

READMEテンプレ(これだけ書けば“説明できる人”に見える)

READMEは難しくありません。最低限はこの型でOKです。

READMEの最低ライン

■ 作品名(1行)

■ 目的(何の課題を解決する?)

■ 主な機能(3〜6個)

■ 使い方(操作手順を3ステップ程度)

■ 技術(フロント/バック/DBなどを簡潔に)

■ 工夫した点(2〜3個)

■ 苦労した点と改善(学びを書けると強い)

■ URL(動作確認できるリンク)

工夫した点の例

  • 入力ミスを防ぐために、エラー表示と制約を入れた
  • 状態が分かりやすいように、一覧にフィルタを入れた
  • 迷子防止のために、導線(戻る/詳細/一覧)を整理した

採用側は、こういう「配慮」と「改善」の痕跡を見て安心します。

職種別:最低ラインの“見せ方”の違い(未経験向け)

同じ作品でも、職種で見せるポイントが少し変わります。

狙う職種 刺さりやすい見せ方 最低限入れると良い要素
開発(Web/アプリ) 機能が動く+工夫が説明できる 公開URL、README、画面キャプチャ
QA/テスター 品質への意識(確認・想定) テスト観点メモ、バグ想定、例外処理
インフラ/運用 手順化・再現性(運用できる) セットアップ手順、構成図(簡単でOK)
社内SE/ITサポート 課題整理と説明力 目的の明確さ、ユーザー目線の導線

未経験の場合、「作品が必要か不安」になりがちですが、作品は“説明の材料”になります。作る価値はあります。

よくある失敗:ここを避けるだけで強くなる

  • 作品が多いのに浅い:3つ作るより、1つを整えた方が強い
  • 動かない:URLが無い/エラーで止まると即不利
  • 説明がない:READMEが薄いと「判断できない」になりやすい
  • チュートリアル丸写し:工夫点が語れず弱く見える
  • 盛りすぎる:使ってない技術を並べると面接で崩れる

逆に、動いて・説明できて・改善が見えるだけで、未経験でも印象は上がります。

提出前チェックリスト(この順に潰すと最短)

  • URLで作品が見れる(採用側が触れる)
  • 目的が1文で言える(誰の何を解決する?)
  • 機能が3〜6個に整理されている
  • READMEに「工夫した点」が2つ以上ある
  • 改善の痕跡がある(コミット・修正・例外処理など)
  • 面接で30秒説明できる(下の型でOK)

30秒説明の型

  • 目的(何のため)
  • 機能(何ができる)
  • 工夫(なぜそうした)
  • 改善(次に何を直す)

この状態になれば、ポートフォリオは「見せるための作品」ではなく、面接を前に進める武器になります。

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