

未経験でIT転職を目指すと、必ずぶつかる悩みがあります。
「資格って必要?ないと落ちる?」
調べるほど候補が増えて、ITパスポート、基本情報、CCNA、AWS…と沼に入る人も多いです。
結論
未経験IT転職は資格なしでも通ります。ただし、職種や応募先によっては資格が“安心材料”として効く場面があるので、判断のルールを固定すると迷いが終わります。
未経験採用で企業が見ているのは、ざっくり言うと次の3つです。
資格はこの中の「基礎理解」を短時間で証明できる道具、という位置づけです。
資格の扱いを一言で言うと
資格は合否の決定打というより、未経験の不安を減らして話を前に進める材料です。
資格を取るのが悪いわけではありません。ただ、次に当てはまるなら「いまは取らない」が最短です。
| 状況 | なぜ遠回りになるか | やるべきこと |
|---|---|---|
| 職種が決まっていない | 資格選びが発散して、勉強が空中戦になる | 職種を仮決めして、必要範囲を固定 |
| 応募がまだゼロ | 評価軸が見えず、努力の方向がズレやすい | 少数でいいので応募して反応を見る |
| 成果物が1つもない | 資格だけだと「実務イメージ」が弱い | 小さく成果を作って説明できるようにする |
| 短期で決めたい(1〜2ヶ月) | 資格勉強が主役になると応募が遅れる | 応募を先に進め、必要分だけ学ぶ |
迷い止めの判断
「資格を取ったら安心」より、応募に必要な材料が揃うかで決めるとブレません。
次に当てはまるなら、資格はちゃんと味方になります。
| ケース | 資格が効く理由 | 狙い |
|---|---|---|
| インフラ系の入口を狙う | 基礎知識の証明が分かりやすい | 「最低限分かってる」を作る |
| 大手・ルールが強い会社も視野 | 選考の足切り条件になりやすい | 書類の通過率を上げる |
| 学習の軸がブレて続かない | 範囲が固定され、習慣化しやすい | 継続の“型”を作る |
| 面接で話せる材料が少ない | 学習内容を構造的に語れる | 説明の骨格を作る |
ポイント
資格は「取れば勝てる」ではなく、弱い部分を補強するのに向いています。だから、先に自分の弱点を決めてから選ぶのが最短です。
ここからが迷いを終わらせる本編です。職種ごとに、最短で評価に繋がりやすい順番を固定します。
| 狙う職種 | 取るならこの方向 | 同時にやるべきこと |
|---|---|---|
| ITサポート / 社内SE | IT基礎を証明できる資格(入口の安心) | 切り分け事例メモ10本(原因→確認→対処) |
| QA(テスト) | 資格より、テスト設計・バグ報告の型が強い | テストケース10本+バグ報告テンプレ3本 |
| インフラ | ネットワーク/Linus/クラウドの基礎方向 | 手を動かしたログ(操作メモ・手順書) |
| 開発(Web系) | 資格より成果物が優先(必要なら基礎資格を薄く) | 小さく完成した成果物+改善ログ |
| Webデザイナー | 資格より作品+意図説明が優先 | 作品3点+目的/ターゲット/設計意図の文章 |
一番大事なルール
資格と成果はセットです。資格だけ先に積むと、未経験の評価で刺さりにくい。資格は「基礎の証明」、成果は「仕事のイメージ」。両方そろうと一気に強いです。
資格で迷う人は、比較軸が増えすぎています。次の3つだけに絞って判断すると決めやすいです。
迷いが止まる言い換え
「何の資格が良い?」ではなく、「自分の弱点を一番短く埋める手段は何?」で考えると、答えが一気に細くなります。
資格を取るなら、同時にこれをやると一気に実戦寄りになります。
| やること | 狙い | 具体例 |
|---|---|---|
| 学習メモを残す | 説明材料になる | 用語を自分の言葉で1行にする |
| 手を動かす | 実務イメージが乗る | Linux操作、簡単な設定、クラウド触る |
| 改善ログを書く | 再現性を見せられる | 詰まった点→原因→直したこと |
これで面接が強くなる
「資格を取りました」より、「学び→試し→詰まり→改善した」まで語れると、未経験でも“伸びる人”の印象になります。
資格がなくても通ります。ただし、資格がない場合は成果物や説明材料で「基礎理解」を補強したいです。
逆に言うと、資格があっても成果がゼロだと、結局は同じところで詰みます。
おすすめは、職種を仮決めした後です。
職種が決まっていれば、資格選びが発散せず「必要な範囲だけ」にできるので、遠回りを止められます。
それなら、先に応募を少数だけ始めてください。
評価軸が見えると、資格が必要かどうかも現実ベースで判断できます。
まとめ