

未経験ITに挑戦したいのに、胸を張れる実績がない。
この不安、かなり多いです。
でも結論から言うと、未経験の採用で見られているのは「派手な実績」ではありません。
採用側が欲しいのは“この人に任せたら、現場でちゃんと伸びるか”の根拠です。
その根拠は、実績ではなく再現性で作れます。
実績がないこと自体は問題ではありません。問題は、書類や面接でこう見えてしまうことです。
つまり、必要なのは「成果」ではなく「根拠」です。
その根拠を、再現性として見せれば通ります。
再現性は、簡単に言うと「どの職場でも通用する動き方」です。
ITは結局、チームで課題を解いて、仕組みで回す仕事なので、ここが強い人は伸びます。
| 再現性の要素 | 具体例(今の仕事でも拾える) |
|---|---|
| 整理 | 状況を分解して、優先順位をつける |
| 改善 | ミス・手戻りを減らす工夫をする |
| 標準化 | チェックリスト・テンプレ化して共有する |
| 相談 | 詰まる前に報告・相談して止まらない |
| 継続 | 学習や改善を習慣で回せる |
実績がなくても、この要素が1〜2個しっかり語れれば、採用側は「現場で伸びる」と判断できます。
実績がない人は、経験がないのではなく、言語化していないだけのことが多いです。
次の5つで棚卸ししてください。
答えが1つでも出れば材料は十分です。
それを“型”に当てはめて文章化します。
職務経歴書は、派手な成果より「仕事の進め方」が刺さります。
以下の型で書くと、実績が弱くても強く見えます。
再現性エピソードの型
課題(困っていたこと)→ 行動(工夫・改善)→ 結果(変化)→ 学び(次も同じようにできる理由)
| 弱い例 | 強い例(再現性) |
|---|---|
| 接客をしました | 問い合わせ内容を分類し、よくあるパターンをテンプレ化して一次対応を安定化。状況整理→優先順位→引き継ぎの流れを習慣化 |
| 事務をしました | 入力ミスを減らすためにチェック手順を見直し、確認の順番を固定。手戻りが出にくい運用に改善 |
| 倉庫作業をしました | 検品の抜け漏れが起きる原因を分解し、チェックリスト化して共有。新人でも同じ品質で回る状態に |
ポイント
数字がなくても「変化」が言えればOKです(例:ミスが減った、確認が早くなった、引き継ぎが楽になった)。
面接官が聞きたいのは「何をしたか」以上に、「どう伸びるか」です。
だから、次のテンプレで話すと一気に通りやすくなります。
面接テンプレ(実績が薄い人向け)
大きな成果はまだありませんが、現職では(改善・標準化・相談)を意識して仕事の質を上げてきました。
具体的には(エピソード)で、(変化)を出しました。
この進め方はITの現場でも、課題整理→手順化→共有という形で再現できると考えています。
現在は(学習内容)を(週◯時間)継続し、(成果物/進捗)まで進めています。
「実績がない」を先に認めた上で、再現性と学習で押し返す。これが強いです。
採用側の納得が一気に進む流れ
再現性(伸びる)+継続(続く)+解像度(ミスマッチしない)
| 日程 | やること |
|---|---|
| 1〜2日目 | 棚卸し(5つの質問)→材料を3つ出す |
| 3〜4日目 | 再現性の型(課題→行動→結果→学び)で文章化 |
| 5〜6日目 | 面接テンプレで声に出して90秒に収める |
| 7日目 | 職務経歴書に反映して応募開始 |
実績がない人は、実績を作ってから動こうとして時間を失いがちです。
でも勝ち筋は「再現性で通す」→「入社後に伸ばす」です。