

未経験でIT転職をするとき、地味に詰まりやすいのが「履歴書と職務経歴書、何が違うの?」「未経験なのに職務経歴書って何を書けばいいの?」問題です。
ここを曖昧にしたままだと、書類が薄くなって、面接に進みにくくなります。
でも逆に言うと、役割を理解して“刺さる情報を正しい場所に置く”だけで、同じ経験でも通過率が変わります。
履歴書:あなたがどんな人か(基本情報・志望の方向・全体像)を一枚で把握するための書類
職務経歴書:採用側が「この人は現場で回るか」を判断するための書類(具体・再現性が主役)
| 比較軸 | 履歴書 | 職務経歴書 |
|---|---|---|
| 役割 | プロフィール(全体像) | 仕事の再現性(具体) |
| 採用側が知りたいこと | 人柄・方向性・基本条件 | 実務で通用する根拠(経験の中身) |
| 強くすべき項目 | 志望動機・学習の要約・希望条件の整理 | 業務内容・工夫・成果・改善・数字・再現性 |
| 未経験の勝ち筋 | ブレない方向性(何を目指すか) | 前職経験の翻訳(ITで使える形)+学習の具体 |
ポイント:未経験は「経験がない」より、「何ができる人かが伝わらない」方が致命傷になりやすいです。
履歴書は、採用側が最初に見る“入口”です。ここで大事なのは、細かい技術より方向性がブレていないことです。
履歴書で刺さる3点:①志望の方向(職種) ②学習の要約(何をどれだけ) ③転職理由(逃げではなく選択)
直し方:履歴書は“熱意”より、方向性が固い人に見える方が通りやすいです。
未経験でも、職務経歴書は作れます。むしろここが強いと、面接に進みやすくなります。
職務経歴書の目的は「前職の経験を、ITの仕事で使える形に翻訳して見せる」ことです。
未経験の職務経歴書で刺さる4点:①業務の全体像 ②工夫・改善 ③成果(できれば数字) ④再現性(どうやってやったか)
| 前職の経験 | ITで刺さる翻訳 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 問い合わせ対応 | 状況整理→切り分け→報告の型 | 「原因を仮説で切り分け、必要情報を揃えて解決まで導いた」 |
| ミスが多い業務の改善 | 手順化・再発防止・品質意識 | 「チェックリスト化し、再発率を下げた」 |
| 調整・段取り | 関係者調整・期限管理 | 「複数部署の依頼を優先順位で整理し、期限内に完了させた」 |
コツ:「頑張った」ではなく、どうやったかが分かる書き方に寄せると一気に強くなります。
未経験は、学習経験を職務経歴書に入れるのはアリです。ただし、書き方を間違えると“ふわっと”します。
学習経験の書き方:学んだ範囲 → できること → 詰まった点 → どう解決したか
| NG | OK |
|---|---|
| 「プログラミングを勉強中です」 | 「〇〇を学び、△△を実装。エラー時はログを確認して原因を切り分け、修正しました」 |
| 「資格を取りました」 | 「体系的に学び、現場で必要な用語と考え方を整理。説明できる状態にしています」 |
狙い:学習は“努力アピール”ではなく、再現性の証拠として置くと強いです。
直し方:履歴書は“方向性”、職務経歴書は“再現性”。この役割分担を徹底すると、自然に薄さが消えます。
面接に進めない:職務経歴書の「工夫・成果・再現性」を増やす(業務説明だけにしない)
面接で崩れる:職務経歴書の内容を“口で説明できる形”に整理する
方向性が迷子:履歴書の志望動機を先に一本化してから直す