

未経験でSESを検討すると、面談や説明の中で「単価」「見積もり」「還元率」「マージン」みたいな言葉が出てきます。
でも正直、最初はこうなりがちです。
ここを曖昧なまま進むと、言い方がうまい会社に引っ張られてしまいます。
このページでは、未経験でも判断できるように「仕組み」と「確認ポイント」だけに絞って整理します。
単価:客先(案件)からSES企業に支払われる金額(あなたの給料そのものではない)
大事:単価が高くても、給料が増えるとは限らない。逆に単価が低くても、ルールが良ければ働きやすいこともある
見るべき核心:①給与テーブル ②待機時の扱い ③配属の決め方 ④昇給の仕組み
| 用語 | 意味 | 未経験が勘違いしやすい点 |
|---|---|---|
| 単価 | 客先がSES企業に払う金額(請求額) | 単価=給料ではない |
| 見積もり | 客先に提示する金額・稼働条件の提案 | あなたの価値を「会社がどう売るか」の話になりやすい |
| マージン | 単価から会社の取り分(運営費・利益など)を差し引く考え方 | 数字だけ見ても実態が分からない(条件がセット) |
| 還元率 | 単価のうち、給与(または給与相当)に回す割合の主張 | 定義が会社でバラバラ(手当や社保を含める等) |
| 待機 | 案件が決まっていない期間 | 待機時の給与・評価・退職圧が会社で差が出る |
ポイント:単価や還元率は“言ったもん勝ち”になりやすいので、未経験はルール(制度)を確認して守りを固めた方が安全です。
単価はあくまで「会社に入る売上」です。ここからいろいろ引かれます。
| 単価から差し引かれる/影響する要素 | 例 | 未経験が見るべき点 |
|---|---|---|
| 社会保険・福利厚生・交通費・手当 | 会社負担分も含む | 給与に含めて“還元”と言ってないか |
| 営業・管理コスト | 営業人件費、採用費、オフィス等 | 数字の根拠が曖昧なら要注意 |
| 待機リスク | 案件が途切れる可能性 | 待機時の給与がどうなるか |
| 給与の決まり方(テーブル) | 単価連動/固定給/等級制など | 単価が上がっても反映される仕組みか |
結論:単価の話を聞いたら、必ず「給料はどう決まるのか」に戻して確認する。これだけで事故が減ります。
単価や還元率を聞くより、次の4つを確認した方が判断が早いです。
| 質問 | 狙い | 良い答えの方向 |
|---|---|---|
| 給与は何で決まりますか?(単価連動ですか?等級ですか?) | 増え方の仕組みを見る | ルールが明確(表や条件がある) |
| 待機になった場合、給与はどうなりますか? | 最悪ケースの守り | 減額や退職圧がない/説明が筋が通る |
| 配属はどう決まりますか?希望や適性は反映されますか? | ミスマッチ回避 | 希望の扱いが具体的(例:優先順位や条件) |
| 昇給・単価アップの条件は何ですか? | 伸びたときの未来を見る | 評価基準がある(曖昧な精神論でない) |
コツ:この4つに答えられない会社は、単価トークが派手でも“運用が雑”なことが多いです。
「還元率〇〇%」は強い言葉ですが、会社によって定義が違います。
よくあるズレ:
・給与だけでなく、社会保険の会社負担分や手当を“還元”に含める
・高還元でも、待機時に給与が下がる/案件が途切れやすい
・還元率は高いが、そもそも単価が低い(結果、給与が伸びない)
だから未経験は、還元率を聞くならこう聞く方が安全です。
| 聞き方 | 狙い |
|---|---|
| 「還元率の計算に含める項目は何ですか?」 | 定義をズラさせない |
| 「単価が上がった場合、給与へどう反映されますか?」 | “伸びる仕組み”を確認する |
| 「待機時の給与は満額ですか?」 | 守りの核心を押さえる |
結論:数字の主張より、制度の中身の方が信頼できます。
判断:未経験は“質問できる会社”を選ぶだけで、生存率が上がります。
| 見るべき軸 | チェック内容 |
|---|---|
| 給与ルール | 固定給か、等級か、単価連動か。上がる条件は明確か |
| 待機ルール | 待機時の給与・評価・退職圧がないか |
| 配属の質 | 希望や適性が反映される仕組みがあるか |
| 成長の導線 | 次の現場へ進む条件(経験の積み方)が用意されているか |
まとめ:単価は“景気のいい話”になりやすい。未経験が見るべきはルール(運用)です。